Q:品質を維持しつつ、効率的に銅線を接合する方法は無いでしょうか?

 お客様:ガス溶接機を使い、銅線と銅線を手作業で溶接しています。
     今後品種が増える予定ですが、熟練作業者の確保も難しい状況になりつつあります。
     慣れない作業者だと「溶接不良」が生じたり、工数が増加してしまう可能性があり、特に前者の場合は市場クレームになりかねません。
     このまま昔ながらの方法で良いのか、品質の維持と効率的な生産を実現する方法は無いのか、悩んでいます。

      
 

A:導通と機械的強度を確保できる「ヒュージング」の検討をお勧めします。

 弊社:今回のようなご相談については、「ヒュージング」の導入をお勧めします。

    抵抗溶接と同様に通電時の抵抗発熱を利用した接合方法で、溶融接合(溶接)ではありませんが、自動車や産業用途で数多く導入されています。
    弊社でも豊富な納入実績があります。銅線同士の場合はスリーブが必要となりますが、以下のようなメリットがあります。


    ヒュージングのメリット

    ①:銅線の絶縁被膜が付いたままでも接合できる
    ②:自動化できる
    ③:均質化できる
    ④:品質チェックができる


    ①:銅線の絶縁被膜が付いたままでも接合できる
      →
下記動画のように、被膜が付いたままの銅線をスリーブと接合することができます。
    
      

      ▶動画

    :自動化できる & ③:均質化できる
      →弊社製品は溶接ヘッドや電源、トランスなどの構成機器を単独で購入、セッティングする仕様となっています。
       一体型ではないため、自動化するのも容易です。また、自動化することで作業者による品質のバラつきも解消できます。

      

    
    ④:品質チェックができる
     →溶接電流の測定器「ウエルドチェッカー」を使うことで、毎ショットごとに電流値や電圧値、通電時間などのログを残すことができます。
      良好なヒュージング時の各項目に上下限判定を設定しておくことで、「上限or下限異常=接合不良」として検出できます。
      これらのデータを外部機器に出力することでトレーサビリティとして活用している例もあります。

      



    弊社は溶接ヘッドや電源などをラインナップしているだけでなく、システムアップ(ソフトウェア/ハードウェア)にも対応しており、
    テクニカルセンター/ラボルームでサンプルテストも実施可能です。
    
    お客様に合わせた機器構成をご提案させて頂きますので、ぜひご連絡下さい。




 


 

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