ヒュージング

ヒュージングは、抵抗溶接と同様に対象物に電気を流したことによる抵抗発熱を利用した接合方法の1つです。

最大のメリットは、端子と銅線(AIWなどの被覆線など)を直接接合できる点であり、かつ被覆を事前に剥離する必要が無い点にあります。

パルスTIG溶接(アーク溶接)やレーザ溶接の場合は被覆を事前に除去しなくては溶接できませんが、このヒュージングは被覆の事前除去なしで直接端子を接合することが可能です。

特にモーターやコイルといった電装品で永年に渡る実績のある接合技術で、弊社の抵抗溶接機器やシステム(FA)も多数稼動しております。


※旧アマダウエルドテックは、アマダ微細溶接事業に再編されています。
 詳しくは
こちらをご覧下さい。

 

アプリケーション(端子と被覆線のヒュージング)

こちらは圧着端子と束ねた被覆線のヒュージングサンプルです。     → お問い合わせはこちら 
上下電極で挟み込む「ダイレクト方式」で接合しました。

使用機種
・直流インバーター式溶接電源 IS-800A(商品情報はこちら
・溶接ヘッド ZH-50、他(商品情報はこちら

                 
コミテーターのヒュージング         モーター中性点のヒュージング

動画(端子と被覆線のヒュージング)

端子と被覆線のヒュージング

アプリケーション(その他)

サンプル例 銅系/リード線+端子/ダイレクト溶接/抵抗溶接
サンプル例 銅系/被覆線/コンパクティング/抵抗溶接
サンプル例 銅系/端子+端子/プロジェクション/インダイレクト溶接/抵抗溶接

動画(その他)

SUS板のダイレクト溶接 / トランジスタ式抵抗溶接電源「MDシリーズ」

バッテリーのタブ付け / トランジスタ式溶接電源「MDシリーズ」

金属メッシュのローラーシーム溶接

ピックアップ「インターラプト制御によるヒュージング」

インターラプト機能とは、被溶接物を通電中、予め設定した変位量に達すると通電最中でも電流を停止し、次のステップに移行する制御のことです。
過度な通電による潰れこみを防ぐことができ、安定した品質(接合強度)を得ることができます。
インターラプト対応の当社溶接電源とウエルドチェッカーなどの組み合わせにより使用可能です。



 

ピックアップ 「システムソリューションによる“お困りごと”解決」

当社の加工アプリケーション技術と自動化技術で、お客さまの困りごとの解決策を提案します。

これらの課題にお困りであれば、ぜひ当社のシステムソリューションをご検討下さい。

推奨機種

アマダ微細溶接事業の製品・製品の修理/復旧、および企業活動についてのお問い合わせ窓口をご案内しております。